インビザラインで後悔するポイントとは？失敗を防ぐ対処方法や注意点をご紹介

歯列矯正といえばワイヤー矯正が有名ですが、近年注目を集めているのが「インビザライン」です。

透明なマウスピースを用いたインビザラインは、目立たない矯正方法として人気が高まっています。

しかし、実際に治療を受けた方の中には「後悔した」という方もいます。 インビザラインの治療を受けると、どのようなリスクがあるのでしょうか。

今回は、インビザラインの治療で失敗を防ぐ方法や注意点をご紹介します。

治療を受けて後悔するポイントや、リスクへの対処方法についても解説しますので、興味があるという方はぜひご一読ください。

後悔したポイントをご紹介する前に、まずはインビザラインについて解説します。

具体的な治療方法や、治療が受けられる歯科医院の特徴を把握しておきましょう。

インビザラインの特徴

アメリカのアライン・テクノロジー社が、1997年に開発したマウスピース型の矯正装置を「インビザライン」といいます。

ワイヤー矯正と比較すると新しい矯正方法ではありますが、現在、世界100ヵ国以上で採用されています。

治療計画に基づき、歯の型取りをして複数のマウスピースを作製し、1～2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで少しずつ歯を動かすという点が特徴です。

矯正装置を装着しても目立ちにくいことから、営業職や接客業など、人と接する機会が多い方でも挑戦しやすい矯正方法として人気を集めています。

インビザラインの治療はどこで受けられる？

インビザラインの治療を行うためには、ライセンスが必要です。

歯科医院であれば、どこでも対応できるというわけではありません。

ライセンスに加えて、口腔内スキャナーや専用のソフトウェアなどが必要となる上に、歯科医師には5年以上の歯科矯正の経験と矯正歯科学の履修が必要です。

インビザラインの治療を行える歯科医院は限られているので、治療を希望される方は、対応可能であるか確認してから受診してください。

治療を受けて良かったという声が多い一方で、後悔したという声も散見されます。

インビザラインの治療では、どのようなリスクが想定されるのでしょうか。 詳しく解説します。

①理想の仕上がりにならなかった

インビザラインの治療で後悔した方に多いのが、「理想通りの仕上がりにならなかった」という声です。

予定通りに治療が完了しても、思い通りの形に仕上がらなかったというケースもあります。

マウスピースの装着時間が不十分であったり、装着方法が間違っていたりすると、希望通りの仕上がりにはなりません。

また、歯科医師と十分に認識のすり合わせが行えていないと、理想通りの仕上がりにならない可能性があります。

治療に際して「前歯を引っ込めたい」、「歯の隙間をなくしたい」など希望がある場合は、カウンセリングの段階で歯科医師とよく話し合っておくことが大切です。

②噛み合わせが悪くなった

歯並びや噛み合わせを整えられるという点がインビザラインのメリットですが、治療を受けることで噛み合わせが悪化してしまうこともあります。

噛み合わせの悪化は、歯が予定通りに動かなかったことが原因として考えられます。

マウスピースの装着時間が短かったり、経験が十分でない歯科医師が治療を行ったりすると起こる問題で、改善するには再度治療を受けなければなりません。

マウスピースの装着時間を守ることはもちろんですが、治療を受ける際には、インビザラインを専門とする歯科医院を選ぶことが大切です。

③後戻りした

ワイヤー矯正にもいえることですが、歯列矯正を行うと「後戻り」が起こるケースがあります。

インビザラインの治療が完了しても、しばらくは「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着しなければなりません。

リテーナーとは、歯並びが以前のように戻ってしまうのを防ぐ装置であり、矯正治療後の不安定な歯を安定させる役割を持ちます。

リテーナーの装着を怠ってしまうと、せっかく治療を行っても台無しになってしまうので、歯科医師の指示通りにしっかりと装着しましょう。

自己判断で中断せずに、定められた期間装着することが大切です。

④歯茎が下がった

インビザラインに限られたことではありませんが、歯列矯正を行うと、歯茎が下がってしまうことがあります。

マウスピースで歯を動かす際に歯茎に力がかかったり、歯茎にマウスピースがあたったりすると起こる問題で、特に歯槽骨が薄い（骨の量が少ない）方に起こりやすいといわれています。

歯茎が下がってしまわないか心配だという方は、事前に歯科医師に相談しておきましょう。

歯茎がどの程度下がるリスクがあるのか、下がってしまった場合はどのような見た目になるのか、納得した上で治療を受けることが大切です。

⑤治療期間が長引いた

治療を受けて後悔した方の中には、「治療期間が長引いた」という声もあります。

人によって異なりますが、インビザラインの治療期間の目安は以下の通りです。

インビザラインは、シミュレーションに基づき計画的に治療が進められますが、マウスピースを外している時間が長かったり、正しく装着できていなかったりすると治療期間が長引いてしまいます。

また、正しいタイミングで新しいマウスピースに交換しないと、治療期間が長引く原因になります。

マウスピースの装着や交換は自身の手で行わなければならないので、歯科医師の指導に従ってスムーズに治療を完了させましょう。

せっかく治療を受けても、後悔が残っては意味がありません。

インビザラインの治療で後悔しないためにも、対処方法を把握しておきましょう。

治療で失敗を防ぐポイントをいくつかご紹介します。

実績数が豊富な歯科医院を選ぶ

歯並びや噛み合わせを調整して整える歯列矯正は、歯科医師に高度な技術や専門的な知識、豊富な治療経験が求められます。

インビザラインは、治療前に歯がどのように動くかシミュレーションを行った上で治療計画を決める必要がありますが、実際に治療を始めると問題が出てくることも少なくありません。

歯が動かなかったり、思い通りの位置に動かなかったりと、問題が起こる度に微調整が必要となります。

インビザライン治療の実績が少ないと、調整に失敗して思い通りの仕上がりにならない可能性があります。

受診する前に実績数をチェックして、信頼できる歯科医院に治療をお願いしましょう。

仕上がりのイメージを確認しておく

他の歯科治療方法とは異なり、インビザラインの場合は治療前に仕上がりを確認することができます。

歯がどのように動き、どのような形に仕上がるのか、シミュレーションによって確認することができるので、担当の歯科医師に見せてもらうと良いでしょう。

どのような仕上がりを目指したいのか歯科医師に自身の希望を伝えて、認識をすり合わせておくことが大切です。

治療が終わってから後悔することがないように、事前に仕上がりのイメージを固めて、歯科医師に共有しておいてください。

定期的に歯科医院を受診する

矯正装置の装着や交換は自宅で行えますが、1～2ヵ月に1回程度の頻度で通院し、歯科医師に経過観察を行ってもらう必要があります。

治療計画通りに歯が動いているか、むし歯や歯周病を発症していないか、矯正装置の装着方法や交換のタイミングは合っているかという点をチェックしてもらいます。

通院を怠ると、口腔内で問題が発生していても気付くことができません。

問題を放置することで大きなトラブルに発展することもあるので、指定されたタイミングで定期的に受診してください。

万が一、インビザラインの治療中に問題が起こった場合は、早急にかかりつけの歯科医院へ相談しましょう。

インビザラインの治療を受けている間には、注意しなければならないことがいくつかあります。

満足のいく仕上がりを目指すためにも、治療期間中の注意点を把握しておきましょう。

口腔内を清潔に保つ

基本的にインビザラインの治療中は、むし歯や歯周病の治療は行えません。

装置を外してむし歯や歯周病の治療を優先しなければならなくなるため、矯正治療の期間が延びてしまいます。

また、歯の形が変わると装置を作り直さなければならなくなってしまうので、インビザラインの治療期間中は、普段よりも口腔内のケアを徹底しましょう。

歯ブラシを使用することはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシも活用して、歯の表面だけでなく、歯間や歯と歯茎の間のケアも入念に行ってください。

マウスピースの装着時間や交換時期を守る

インビザラインで使用するマウスピースは、1日22時間以上装着する必要があります。

食事やデンタルケアを行うときを除いて、常に装着する必要があるということです。 装着するのを忘れたり、外したまま放置していたりすると、治療計画に遅れが出て治療期間が長引いてしまいます。

マウスピースの装着時間については歯科医院から指導があるので、スムーズに治療を進められるように自己管理を徹底しましょう。

マウスピースは1～2週間ごとに新しいものに交換する必要がありますが、歯科医院ではなく自宅で交換することになります。

自己管理が行えないと治療が進まなくなってしまうので、十分に注意してください。

歯列が乱れていると、見た目が悪くなるというだけでなく、食べ物を噛みにくくなったり、発音がしにくくなったりと、機能面でも問題が生じます。

人前に出たり、人と話したりすること自体が苦痛になってしまうこともあるので、歯並びが悪い、口元にコンプレックスを抱えているという方は、歯列矯正を受けることを検討しましょう。

インビザラインの治療を希望する方は、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院の院長が、患者様の歯の状態に合わせて最適な治療方法をご提案いたします。

インビザラインの治療費を知りたい、治療の詳細について知りたいという方も、まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。

【カウンセリングのご予約はこちら】

電話：06-6536-0800

オンライン予約：https://ssl.haisha-yoyaku.jp/x1114717/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp

また、当院のインスタグラムでは、実際の治療例や患者様の声を多数紹介しています。ぜひご覧ください。

Instagram: https://www.instagram.com/ticony_dentaloffice/

The post インビザラインで後悔するポイントとは？失敗を防ぐ対処方法や注意点をご紹介 first appeared on TICONY DENTAL OFFICE.