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歯周ポケットの掃除で歯周病は予防できる?自宅や歯科医院でのケア方法について解説

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歯周ポケットの掃除で歯周病は予防できる?自宅や歯科医院でのケア方法について解説

歯と歯茎の間にある溝を「歯周ポケット」といいます。

プラーク(歯垢)や歯石が溜まると歯周病を発症しやすくなるため、深い場合は早急に改善する必要があります。

歯周ポケットを改善するためには、どのようなケアを行うと良いのでしょうか。

今回は、歯周ポケットのケア方法について解説します。

歯周ポケットが深くなる原因や気になる質問にもお答えしますので、歯周病対策を行いたいという方はぜひ参考にしてください。

 

目次

 

歯周ポケットとは?

歯周ポケットとは?

ケア方法の前に、歯周ポケットとは何か把握しておきましょう。

歯周ポケットの特徴や深くなる原因について解説します。

歯周ポケットの特徴

歯と歯茎の間にある溝(隙間)を「歯周ポケット」といいます。

正式には「歯肉溝(しにくこう)」と呼ばれていて、健康な状態であれば13mm程度の深さです。

しかし、口腔内の細菌が繁殖して歯周病を発症すると、歯周ポケットは徐々に深さを増します。

一般的には、4~5mm程度で初期の歯周病、6mm以上で中等度、または重度の歯周病だと判断されます。

歯周ポケットの深さを正確に測定するには「プローブ(探針)」と呼ばれる専用の器具が必要なので、歯周病を発症していないか心配だという方は、歯科医院を受診して深さを測ってもらうと良いでしょう。

歯周ポケットが深くなる原因

歯周病を発症する主な原因は、プラーク(歯垢)と歯石の蓄積にあります。

歯と歯茎の間にプラークや歯石が溜まると、その中で細菌が繁殖し、炎症が起こって歯周病を発症します。

細菌は歯の根元に向かって入り込むため、歯から歯茎が引き離され、徐々に歯周ポケットが深さを増してしまうのです。

プラークはブラッシングを行うことで除去できますが、磨き残しによって蓄積してしまうと、歯石に変化します。

ブラッシングでは除去できなくなってしまうので、歯周病を防ぎたいという方は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けましょう。

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自宅でできる歯周ポケットのケア方法

自宅でできる歯周ポケットのケア方法

歯周ポケットを改善することは簡単ではありませんが、適切なケアを行うことで改善が期待できます。

自宅でできるケア方法をご紹介します。

歯ブラシを歯と歯茎の間にあてる

歯の表面を磨くだけでは、歯周ポケットの掃除をすることはできません。

歯ブラシを使用する際には、歯と歯茎の境目に対して45度の角度であてましょう。

歯ブラシを斜めにあてることで毛先が歯周ポケットに入り、汚れを除去しやすくなります。

はじめのうちは鏡で確認しながら、毛先が歯と歯茎の境目にあたっているかチェックしてみてください。

歯ブラシを細かく震わせて使用する

歯ブラシを使用する際には、毛先を歯と歯茎の境目にあてて細かく震わせましょう。

歯ブラシを大きく動かすと、歯周ポケットから毛先がはみ出てしまいます。

また、力を入れてゴシゴシと擦ると、歯茎が傷ついてダメージを受けてしまいます。

歯周ポケットは非常に小さな隙間なので、毛先を12mm程度動かすつもりで細かく震わせることが大切です。

歯磨き粉は適量使用する

歯磨き粉をたっぷり使用すると、泡立ちが良く、スッキリ感を味わうことができます。

しかし、まだ汚れを落とし切れていないにもかかわらず十分にケアを行った気になってしまい、磨き残しが発生する原因になります。

歯磨き粉を使用する際には、メーカーが推奨する量を超えないように注意しましょう。

歯ブラシに12cm程度乗せて使用するか、泡立ちが少ないジェルタイプや粉タイプの歯磨き粉を使用してください。

 

歯科医院が行っている歯周ポケットのケア方法

自宅でのケアでも改善が見られない場合は、歯科医院を受診しましょう。 歯科医院で受けられる、歯周ポケットのケア方法をご紹介します。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

歯周ポケットの掃除や初期の歯周病治療では、初めに「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」が行われます。

スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用してプラークや歯石を除去するという方法で、歯周病による炎症を抑えるために薬剤が使用されることもあります。

プラークや歯石を除去することで、歯周ポケット内の掃除が行えるだけでなく、歯周病の予防にも繋がるでしょう。

すでに歯周病を発症している場合でも、初期の状態であれば進行を遅らせることが可能です。

歯周外科治療

歯周ポケット内の浅い部分にあるプラークや歯石はSRPで除去できますが、歯の根元深くまで蓄積している場合は歯周外科治療を行う必要があります。

歯周外科治療では、歯茎を切開して歯周ポケットの奥深くにあるプラークや歯石を除去する「フラップ手術」が行われます。

歯周病がかなり進行して骨が溶けてしまっている場合は、「歯周組織再生療法(エムドゲイン、またはGTR法)」「歯肉剥離掻爬術」が行われることもあるでしょう。

他にも、下がってしまった歯茎の審美性と機能性を回復させる「遊離歯肉移植術」「結合組織移植術」が行われるケースもあります。

一度歯周病を発症すると、自然治癒は期待できません。

歯周ポケットが深くなっている、歯茎が下がった気がするという方は、早急に歯科医院へご相談ください。

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歯周ポケットに関するQ&A

歯周ポケットに関するQ&A

ケア方法についてはわかったものの、まだ気になることがあるという方もいるでしょう。

歯科医院に多く寄せられる歯周ポケットに関する質問を、Q&A形式でご紹介します。

深くなった歯周ポケットは放置しても良い?

適切なケアをせずに歯周ポケットを放置してしまうと、口腔内で様々なトラブルが発生する可能性があります。

細菌が炎症を引き起こして歯周病を発症すると、歯茎が腫れて痛みが出ます。

また、細菌は悪臭を放つため、口臭の発生にも繋がるでしょう。

歯周ポケットがさらに深くなって歯の根元にある象牙質が露出すると、刺激が歯の神経に伝わり、知覚過敏の症状が出ることもあります。

症状がそのまま悪化すると、細菌が歯槽骨を溶かして歯が抜け落ちる可能性があるので、歯周ポケットの存在に気づいたら早急に適切なケアを行うことが大切です。

歯周ポケットの深さは自宅で改善できる?

1~2mm程度の浅い状態であれば、自宅でのケアで歯周ポケットの改善が見込めます。

歯周ポケットの中を掃除することで、歯周病の予防にも繋がるでしょう。

しかし、歯周ポケットが3mmを超えて深くなると、自宅でのケアでは改善が見込めません。

歯科医院での治療が必要となるので、改善を希望する方は歯科医師へご相談ください。

歯周ポケットは、一度深くなると改善に時間がかかります。

歯茎の腫れや痛みといった症状がなくとも、定期的に歯科医院を受診して、歯や歯茎の状態をチェックしてもらうことが大切です。

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歯周ポケットにお悩みの方はティコニーデンタルオフィスへご相談ください

歯と歯茎の間にある歯周ポケットを放置していると、歯周病を発症したり、歯周病が悪化したりする可能性があります。

健康な歯を長く維持したいという方は、早い段階で歯周ポケットのケアに力を入れましょう。

歯周ポケットや歯周病に関するお悩みは、ティコニーデンタルオフィスへご相談ください。

当院では、日本歯周病学会認定医である院長が、基本治療をはじめとした適切な治療方法で歯周病の改善に努めます。

【カウンセリングのご予約はこちら】

電話:06-6536-0800

オンライン予約:https://ssl.haisha-yoyaku.jp/x1114717/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp

また、当院のインスタグラムでは、実際の治療例や患者様の声を多数紹介しています。ぜひご覧ください。

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